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採用パンフレットの構成とポイント

Category : 採用パンフレット
採用パンフレット

主に合同説明会やインターン募集の際に使われる採用パンフレット。会社のビジョンや理念を明確に伝え、会社の価値観に共感してもらうことがとても大切です。さらに求職者が欲しい情報の提供や不安に感じる要素の解消など、求職者側に立った構成にすることも重要です。

採用パンフレット制作のポイント

パンフレットのポイント

採用パンフレットだけでなく、会社パンフレットも同様にページ物の制作は、しっかりとしたコンセプトと構成がとても大切になってきます。思いつきやアイデア勝負ではなく、ターゲットと会社の魅力を考慮して、ロジカルなプランニングを心がけましょう。

|ターゲット どんな人を採用したいのかを明確に|

会社によっては、誰でもウェルカムというわけではありません。自社のビジョンや理念にあった人材を獲得したいと思います。採用したい人物像が明確に決まっていれば、そこに届くような企画で進める方がベターです。
例えば、まずは間口を広くして、多くのエントリーを優先するのであれば、一部の層に届けるような強めのメッセージは避け、誰もが馴染みやすいデザインで、求職者が共感するようなメッセージや構成が良いでしょう。また求職者が気にする福利厚生をアピールすることもひとつの方法です。
逆に行動力や推進力の強い人材という特定の層を求めるのであれば、強烈なコピーやビジュアルで、欲しい人材にインパクトを与え、心を掴むことを行います。

|デザインコンセプト|

ターゲットが決まったら、その相手に、会社の何を伝えたいか、どのような会社だと思ってもらいたいかを考えてください。あくまで事実に基づいた内容で、しかし未来のビジョンが明確あるならば、そのエッセンスも取り入れても大丈夫です。
それを軸にデザインコンセプトとなる「キーワード」を設定して、パンフレット制作に携わる担当者・会社・制作会社で共有します。それがパンフレットのデザインやプランを決める判断基準の羅針盤となります。
このデザインコンセプトが共有されていなく軸がないと、個人の好みのデザインで進んでしまったり、制作の途中で意見が変わったり、その時の気持ちや感情で判断してしまったりと、結果としてバラバラなパンフレットで伝わらないパンフレットになってしまいます。
全員が同じ軸で判断して、同じ方向に向かうための羅針盤「デザインコンセプト」を必ず設定しましょう。

|実際に入社した時の自分をイメージしてもらう|

「自分が入社したら、この場所で、この人たちと、〇〇〇〇を達成するためにこの仕事をするんだ」と理解してもらえらば、入社後のギャップも少なく離職率の軽減にもつながります。
そのためには、下記のことを意識してパンフレットの構成を考えてみてください。
・仕事内容の説明は、知らない人が見ても理解できるように設計する
・一日の仕事の流れを理解してもらう
・先輩社員の声で、リアリティを感じてもらう

|求職者が抱える、不安要素を解消して安心感を与える|

求職者は知らない会社、知らない職場に飛び込むわけですから、入社前に疑問や不安要素は自然に生まれます。それらに真摯に応える構成にすることも大切です。
どんな社風なのか。成長できる職場環境で、サポート体制はどうなっているのか。残業はどれくらいあるのか。細かいことをあげればキリはありませんが、そういった透明性が求職者の不安要素を取り除き、志望動機の一助になります。

|入社後の未来を感じてもらう|

多くの人は、短期的な仕事をするために入社を考えていません。その会社でどれだけ自分が成長できるかということを考えています。そのため
・入社後から3年5年10年先のキャリアアッププラン
・成長のサポートシステム
をパンフレットに記載して、入社後の成長プランに共感してもらえる仕組みを作りましょう。

採用パンフレットの構成要素

パンフレット構成

次に多くの採用パンフレットで使われている、構成要素を見てみましょう。この構成を確認して、自社のパンフレットではどうなっているか一度確認してみてください。

|プロローグ|

採用パンフレットだけではなく、会社案内やカタログでも使われる「プロローグ」。仕事内容や会社のビジョンに入る前に会社のイメージを簡単に伝えたり、会社が社員に対して重要としていること、または仕事の信念などをイメージやストーリーで最初に伝えることで、自社の世界観に引き込みます。

|企業ビジョン、企業理念|

文字情報が多く、堅くなりがちな内容ですが、会社の方向性に共感してもらうための重要な要素です。学生に向けてわかりやすく伝え、理解してもらうことがポイントとなります。業種や仕事内容などによって伝え方が変わってくることもあるため、またパンフレットのデザインコンセプトによっても伝え方がわるため、まずは全体のデザインコンセプトを固めてから、伝え方を決めた方が良いでしょう。

|業務紹介|

どのような業務内容なのか、どのような顧客がいるのか、何も知らない求職者の目線で、それぞれをわかりやすくセグメントして、カテゴリ分けをして伝えます。
また伝えることが多く文字情報で溢れがちになるので、写真やイラストを用いてビジュアルで伝えると、より理解度が上がります。

|社員紹介・インタビュー|

職場環境や社風、具体的な仕事内容など、社員を紹介しながら伝えることで、業務のリアルと親近感を感じてもらいます。
また「一日の仕事の流れ」の項目があると、求職者は仕事の理解度が上がり、イメージがしやすくなります。
ここでのポイントは写真です。社員写真の表情はとても重要です。表情から社風や居心地が伝わります。専門職の場合は「真剣な眼差しで業務を行なっている写真」を使うと、プロフェッショナル感のある写真になり、より高い専門性を発揮できます。
人と会う営業職や、会社の明るい風土を伝えたい場合は、社員の笑顔や、数人の社員とコミュニケーションをとっている写真が望ましいです。

|データで見る会社|

会社の状態を数値化し表や図形で表現します。会社の様々な規模、社員の男女比率、平均年齢、育児休暇取得率など、学生が気にしていることを数値で伝え、わかりやすく会社の状態を伝えることで、理解が深まります。

|キャリアアップ|

求職者が入社を決める重要な要素として「自分が成長できる環境」があります。これは学生就活モニター調査でも、ランキングの上位となっています。入社後にどのようなキャリアアッププランがあり、組織としてどのようなサポート体制があるのか。人材育成の理念を伝え、それに基づいたキャリアアッププランや制度を伝えることが重要です。

|社内制度|

誰もが気にする福利厚生や休日など、エントリーの間口を広げるためにパンフレットで明記することも重要です。特に応募が少ない業種や、最大のアピールポイントが手厚い福利厚生という会社の場合は、そこを中心にパンフレットを構成してみるのも一案です。

|社史|

歴史のある会社ほど、それは会社のストーリーとなります。年表や写真、イラストなどを用いて、そのストーリーに共感してもらうように工夫します。

SNSの共有

パンフレットを見た後に、インターンやエントリー意思を固めてもらうために、日々の業務や日常を確認してもらうことも重要です。
求職者はパンフレットの情報や、その日の印象だけで入社を決めません。求職者がその後に行う会社の情報収集の内容で、入社意欲が育っていきます。 そのために会社のSNSを用意し、会社の業務や日常を発信。社風や人間関係を伝えることで、会社の理解と入社意欲を育てましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
最後にポイントを整理します。

・ターゲットを明確にする
・判断の軸となるデザインコンセプトを共有する
・会社のアピールだけでなく、求職者の立場になり構成を作る

この3点がしっかり考えられていれば、会社への理解が深まり、共感が得られ、入社意欲を刺激する可能性が高い入社パンフレットとなります。
採用パンフレットの構成、伝え方、デザインは私たちグッドエスがサポートできます。この記事を読んで相談したいと思った方は、ぜひご連絡ください。