誰に伝えたい? ターゲットの重要性
チラシ、パンフレット、WEBサイトなど、企業・店舗が顧客に発見してもらい自社のサービスに興味を持ってもらい、購買につなげるためにさまざまな販促を行います。その販促物は、言い換えれば顧客・見込み客へのラブレターのようなものです。そのラブレターはどのような人を想定して作っていますか?女性ですか? 男性ですか? 若者ですか? シニア向けですか?
私たちはチラシやWEBサイトを作るときに、誰に伝えたいのか(ターゲット)を必ず確認します。おそらく弊社だけでなく、多くの広告会社・デザイン会社はそうだと思います。
なぜターゲットが必要なのでしょうか?
想像してください。10代の女性が好きなこと・気になっていることと、30代の女性が好きなこと・気になっていることは同じでしょうか?
一般的な考えでお話すると、10代女性が興味を持つことは、学校、トレンド、ファッション、化粧、音楽、芸能・恋愛などが代表的です。30代女性が興味を持つことは、子育て、教育、家事、仕事、ファッション、化粧、美容などになります。
お気付きでしょうか?
それぞれが置かれる環境によって、興味が変わっていきます。10代女性は学校生活がメイン。30代女性は子育てがメイン。そうなると欲しい情報が変わり、反応するアンテナが変わります。
30代女性向けの商品・サービスなのに、とにかく明るくカラフルで、10代のモデルを使った広告物では、30代女性のアンテナを刺激することは難しくなります。訴求したいサービスが女性向けフィットネスであれば、お金と時間が自分で決められる独身の方、または子育てから解放された年代へのアプローチが最短かもしれません。逆に小学生以下の子育て真っ只中の年代に訴求しても、自由な時間が限られているので大きな成果を得る可能性は低いかもしれません。
重要なことは「共感」です。商品・サービスへの共感なくして購買への意欲が高まりません。反応するアンテナを見つけ、共感してもらえる広告をつくり、購買へとつなげるためにターゲットの設定は必要です。