どの紙に印刷するのか。それもブランディングです。
会社やショップで使われる、リーフレットやパンフレット。スマホでホームページを閲覧して情報を得ることが普通な現在でも、まだまだ制作依頼は多くあります。スマホの場合は、相手がホームページを自ら探して閲覧するのに対し、リーフレットやパンフレットは手渡しで直ぐに、商品や内容を説明できるためだと思います。
そのリーフレットやパンフレットですが、どのような紙に印刷していますか?
紙の種類、紙の厚さで、印象が変わる
一般的に使われる紙は3種類あります。特殊紙はこの他にいろいろあります。
コート紙 | 光沢があり発色が良く手触りがツルツルしている。写真がキレイ |
上質紙 | 光沢がなく、手触りがザラザラしている。ナチュラルな印象 |
マットコート紙 | しっとりした手触りで、落ち着きと高級感が感じられる。写真もキレイ |
この3種類を用途によって、内容によって使い分け、渡す相手に与える印象を適切にします。
例えば飲食店の場合、リーフレットに料理写真を掲載しますが、その場合、発色が良く写真が綺麗に印刷されるコート紙を使用します。さらにその飲食店が高級店であれば、落ち着きが感じられるマットコートに印刷します。同じ飲食店でもオーガニック素材にこだわったお店であれば、ナチュラル感が感じられる上質紙も選択肢に入ります。
また紙の厚さが薄い場合は、即席感、低料金という印象を与えます。逆に紙が厚くなれば、高単価な商品、高級な商品という印象を与えます。例を挙げると、スーパーのチラシは薄く、マンションのチラシは厚い紙を使用しています。
紙の厚みを変えれば、コストも上がっていきますので、予算と照らし合わせて選ぶことは必要ですが、「自社の商品の内容」と、「相手にどのような印象を与えたいか」で印刷する紙を考えてみてはいかがでしょうか。